Endless Summer

日記や本の感想など

お気に入りアルバム 阿部芙蓉美 "Mini Album"

今日はもう少し何か書きたい気持ちになったので好きなアルバムについて書く。

阿部芙蓉美さんは静かな雨みたいに素敵な声をしているんだけど、歌詞もすごくいい。もちろん曲もいい。
このアルバムで一番好きなのは「あたためてやるよ」という曲。派手な曲ではないものの、洗濯の時や買い物の時、湯船に浸かる時とか、生活の色んな場面で何となくかけてしまう。

「感覚鈍ってるんじゃないの とは言わない 思うだけよ
頬ずりしたい 毛布のようで そうじゃないものに
あたためてやる 君が本物なら 
しちゃいけないこと してみたくなるようなら」
意味がストレートで分かりやすいのもいいと思うけど、こういう言葉の意味をぼんやり考えたくなるような歌詞がやっぱり心に残る。アンニュイで、セクシーで、カッコいい。

最近のアルバムでは新しい音を探しているような雰囲気があるけど、初期の曲はロックっぽいものが多い。「あたためてやるよ」も曲は硬派なロックで、柔らかいボーカル、力の抜けた歌詞がよく馴染んでいる。捨て曲なしなので聴いてみてほしい。