初期費用の振り込みをしようと思ったら詐欺防止とかで限度額が設定されており、引き上げるには電話しろという。営業時間は9時から。振り込みは午後までだし午前中は会議があるし、朝からやることが多い。
電車でやたら話し声がするので目を向けると、いつも一緒になる女性が知らない乗客に話しかけられていた。話しかけている方も女性だし、迷惑を受けている感じではなさそう。ホームでは一人だったから親族とかでもないだろう。何にせよ自分の出る幕ではない。実は話しかける機会が欲しかったので少し残念。そんな機会ない方がいいか。
妻に今週は帰ってくるか聞いたら出社しないといけないから週末に元気だったら行くとの返事。不誠実だ、と思った。病気の影響もあるのだろうけど、どう考えても軽く見られている。悲しさよりもどちらかといえば諦念の方が本心に近い。もう付き合っていた頃とか、結婚した頃からはすっかり人が変わってしまったんだろう。変わっていく人間の前で結婚という制度はあまりに無力である。
近所の中華屋でレバニラ定食を食べて帰り、引越しに取り掛かった。まずは捨てるものを捨て、粗大ゴミをまとめた。本を箱にしまうところで好きな本を再読してしまうというありがちな状況になりあまり捗らなかった。部屋が散らかったまま就寝。
