Endless Summer

日記や本の感想など

無限バンダナが欲しい

金のことばかり考えている。金中毒かもしれない。寝ても覚めても金、金、という状態。差し当たって金欠ということはないのだが、将来の不安が表れているのだろう。金さえあれば将来に待ち構えている災厄に対処できると思っているわけだ。

バイオハザード(ゲーム)で目の前にゾンビがいなくても、とにかく弾があれば拾ってストックしておくのと似ている。「将来の不安」という逃げても逃げても追ってくるやつを迎え撃つための武器が「金」。敵に遭遇してから武器を集めていては遅い。備えあれば憂いなし。

そのためにせっせと金策に走ることになるのだが、フルタイム正社員のサラリーマンにできることなんて限られている。特殊な才能や技能がある人はまた別だろうけど、凡人にできる副業は少ない。まして土日と平日のスキマ時間を自由に使えて、報酬もそこそこいい仕事なんて、簡単には見つからない。

クラウドワークスやランサーズなどでも少し単価が高いというだけで応募者が群がっていくらしい。ザ・レッドオーシャンという印象である。血の海に飛び込んで肉の切れ端でも取ってこよう、とは思わない。そんなバイタリティがあればそもそもスキマ時間で副業なんてやろうとしていない。本業に精を出して残業代で稼ぎつつ、昇進でも狙ったほうがいいに決まっている。その方が圧倒的にコスパがいい。

結局会社員が嫌ということに尽きる。会社の恩恵を受けながら文句を垂れ流しているずるい身分なのは重々承知の上だ。何かを変えてくれとか、不公平だとか主張をするつもりはない。ただ、金のために傭兵よろしく我慢して働いているというだけのことだ。多かれ少なかれ誰でもそうだと思っているが、自分は特に向いていないというだけの話だ。それだけでは病気でも障害でもないから、ただの残念な社会不適合気味の人でしかない。残念すぎる。

こうして、ガツガツと副業もできず、かつ本業のサラリーマンとしてもうだつが上がらない、ただの貧乏な皮肉屋が生まれてしまうわけだ。このままではマズイのは自分が一番よく分かっている。書いていて自分でも嫌になるが、唯一の希望は比較的割のよい仕事に応募済みであること。取り急ぎはその結果を持って今後を考えることにしよう。