Endless Summer

日記や本の感想など

2021/02/26(日記)

昨日の落ち込みから一晩寝て、あ、意外と平気だなと思った。人生なんて何でもないんだ。いつ死んでも後悔がないし、未練がなくて楽だ。美味しいもの食べたり、面白い本を読んだり、そういう日常の小さな幸せを味わえばそれでいいじゃん。そう考えるようにした。

仕事。出社すると自分の周りで何やら雑談が盛り上がっている。最近子供が生まれた同僚が家庭のことを話しているようだった。嬉しそうで何より。低血圧気味なこともあり朝は誰よりもテンションが低いので、話に加わらず淡々と過ごす。その後は別の同僚の事務処理ミス対応で延々と時間を消費した。ミスの原因も発生時期も分からず、経理も巻き込んでの騒動になった。合間合間に自分の仕事を片付けた。途中気を抜くとふと私生活のことを考えてしまい辛くなる。試しに自分でこの世を去る想像を本気でしてみた。海とか電車に飛び込むのは人に迷惑がかかるので嫌だ。そんな勇気もない。手首を切るのもできないと思う。大量の睡眠薬を酒で流し込むくらいなら出来るかなと思って真剣に考えてみた。でも、眠りに落ちるまで、体調が悪くなりながら待つ時間はものすごく長く暗く感じられるだろうなと思ったら苦しくて泣きそうになってしまい、やめた。それにどこで死んだって絶対人に迷惑がかかってしまうし、ほんの一握りでも悲しむ人がいると思うととても踏み切れそうにない。こんな状態で仕事にならないので、要領悪く1時間ほど残業して帰宅。

帰りに家の近所で居酒屋のお惣菜を買った。チーズがけのフランクフルトと水餃子入りボルシチ。美味しかった。ビールも開けた。金曜日なので。食べ物は裏切らない。目の前のビールの美味しさも本物だとしみじみ思った。飲食業は不要不急なんかじゃない。生きがいです。

飲みながらふと思い立ち、ネットフリックスで映画を見た。マイリスト登録していた中から何となく「40歳の解釈:ラダの場合」を選ぶ。40歳間近の黒人女性が冴えない自分の人生と向き合いつつ、ヒップホップに自己表現の場を見出していく話。シリアスすぎず、コメディすぎず、丁度いい温度感の佳作だった。主人公のラップが最高。ラストは思わずうるっとして拍手した。よく泣きそうになる日だ。

週末は副業を終わらせないといけない。正直お金もどうでもよくなってきているので、辞めてもいいかなと思っている。でも辞めるのはいつでも出来るのでとりあえずは続ける。