Endless Summer

日記や本の感想など

2024/3/16

7時頃ソファで目が覚めた。昨日は転職の本をKindleアンリミテッドで一気読みして、悩み疲れてそのまま寝てしまった。一晩経っても何も名案は浮かんでいない。

風呂に入り歯を磨き、コーヒーを飲みながら夏目漱石の「それから」を読んだ。話自体はどうしようもないが、読みやすいし面白い。三千代が代助の家で鈴蘭の水を飲むシーンは鮮烈だった。久しぶりにまとまった時間を読書にあてられて充実感がある。

何となく求人を眺めてみたが受けたところよりいいと思えるような案件はない。内定をもらった会社に何ら不満があるわけではなく、ただ海外転勤という一点だけが問題になっている。

夕飯時に思い立って近くの居酒屋へ。ネットで見る限り雰囲気がこじゃれている。一人で浮いたらどうしようと思いながら歩いて向かうと、予想通り洒落てはいた。しかし店内は酔った客しかおらず、誰も他の客のことなど見ていないのであった。日本酒を頼んだらたまたまその銘柄が切れるところで、サービスといってお猪口一杯出してくれた。お酒も食べ物も申し分なく、いい店であった。ほろ酔いで切り上げて帰宅。やはり歩いていける距離は便利だ。